先日のワークショップでは、公開講座として写真家 梁丞佑 さんをゲストに招いて、当WS講師の有元との対談形式で執り行いました。留学生として来日した当時の日本の印象から、学生時代の過ごし方や作品にまつわるエピソード、土門拳賞受賞作品「新宿迷子」の制作秘話や、発表前の最新作「辛朝鮮」の撮影のきっかけに至るまで、作品上映を交えながら多くのお話をしていただきました。その一つ一つがヤンさんの生命のエネルギーに満ちたものであり、若い写真家の卵たちにとっては学ぶべき事が多かったことと思います。
真剣な話の中でも、ヤンさんの人柄が滲むユーモアを交えながら、和やかな雰囲気で進行。ヤンさんにとっての燃料(?)を補給しながら、徐々にテンションを上げてゆきます。
購入した写真集「新宿迷子」にサインしてもらって記念撮影も。
若い写真家は狂犬みたいなものだ、あっちこっちに噛みついていけ。たとえ戦いに敗れて傷ついたとしても、路地裏で傷を癒やし再び立ち上がればよい。
梁丞佑
TOTEM POLE PHOTO WORKSHOPでは公開講座として7月13日(土)19時30分〜、韓国出身で日本を中心に活動する写真家 梁丞佑(Yang Seungwoo) さんをゲストに招いて特別公開講座を開催します。当講座はワークショップ受講生以外の方も聴講になれます。
全24回のワークショップの集大成として、受講生による作品プレゼンテーションと、グランプリを決定する審査会を執り行いました。受講生たちの作品を多くの人に見ていただきたい事と、プレゼンテーションに緊張感を与えるために、受講生以外の方にも参加頂いての公開審査としています。そして、ワークショップ内だけでのプロセスを評価するのではなく、完成した作品を客観的に評価していただくために、毎回外部から審査員を招いています。審査時にギャラリーにて展示していた有元の作品「キジバト」を掲載していただいていた縁もあり、今回は雑誌『写真』編集長である村上仁一氏にゲスト審査員を努めていただいての開催となりました。
TOTEM POLE PHOTO GALLERYでは、写真作品制作を行う人々に向けての写真ワークショップを開講いたします。講師による写真講評の他に、ゲストを招いてのトークショーや特別講座、オンラインによる写真史の講義などを行います。またワークショップ最終回のプレゼンテーションで最優秀に選出された作品は、TPPGでの個展開催の権利を得ます。
先週のワークショップでは、前回のワークショップで見事にグランプリを獲得した張宸靖さんの個展「風景が見える部屋 / Room with a view of the landscape 」が開催中だったので、彼にフロアレクチャーをしていただきました。 友人知人の部屋全体をカメラ・オブスキュラにして撮影した労作。部屋から見える風景だけでなく、その部屋の住人を印画紙の前に立たせ、そのシルエットも同時にペーパーネガ(写真印画紙)に焼き付けています。
昨年8月に開始した第二期トーテムポールフォトワークショップは半年間の講座を経て、3月30日をもってひとまず終了となります。最終回ではワークショップの集大成として、受講生による作品のプレゼンテーションと、グランプリを決定する審査を行います。ゲスト審査員に雑誌『写真(Sha Shin)』 の編集長である村上仁一氏を招いての開催。グランプリ受賞者には10月にTPPGでの個展開催の権利が与えられます。
TOTEM POLE PHOTO WORKSHOPでは公開講座として9月23日(土)19時30分〜、写真家の村越としやさんを招いて風景写真と肖像写真の差異についての対談を執り行います。当講座はワークショップ受講生以外の方も聴講になれます。以下のフォームよりご予約の上参加下さい。
TOTEM POLE PHOTO WORKSHOPでは公開講座として8月26日(土)19時30分〜、デビュー写真集『心臓』をふげん社から上梓したばかりの写真家 川口翼さんをゲストに招いて特別公開講座を開催します。当講座はワークショップ受講生以外の方も聴講になれます。以下のフォームよりご予約の上参加下さい。
TOTEM POLE PHOTO GALLERYでは、写真作品制作を行う人々に向けての写真ワークショップを開講いたします。講師による写真講評の他に、ゲストを招いてのトークショーや特別講座、オンラインによる写真史の講義などを行います。またワークショップ最終回のプレゼンテーションで最優秀に選出された作品は、TPPGでの個展開催の権利を得ます。 ≫ WeChat(中文)
半年間、全36回(12回のオンライン講座を含む)のワークショップもいよいよ最終回、ゲスト審査員と外部参加の観客を招いての制作発表会を開催しました。ゲスト審査員は昨年12月のワークショップでも特別公開講座を開催していただいた写真家の百々新さん。観客も満員御礼で盛況のイベントとなりました。ご参加いただきましたみなさま、誠にありがとうございます。大勢人の前での発表となり、受講生たちも緊張したと思いますが、何事も経験が大切。また次回に発表する機会があれば、今回よりも上手にプレゼンテーションができることでしょう。全員の発表が終了した後、審査員と講師で協議して、グランプリと百々新賞を決定しました。