TOTEM POLE PHOTO WORKSHOP 第三期受講生募集

TOTEM POLE PHOTO GALLERYでは、写真作品制作を行う人々に向けての写真ワークショップを開講いたします。講師による写真講評の他に、ゲストを招いてのトークショーや特別講座、オンラインによる写真史の講義などを行います。またワークショップ最終回のプレゼンテーションで最優秀に選出された作品は、TPPGでの個展開催の権利を得ます。

TOTEM POLE PHOTO WORKSHOP 第三期受講生募集

国籍も年齢も違い、また作風や経歴も異なる有元伸也宛超凡、二人の講師の講評を受けることにより、多角的かつ客観的に作品制作に向かうことを目指します。
このワークショップの目標は、参加者全員が半年間で進行中の作品を完成する、または新たにテーマを見つけて創作し続けるということを目指して開催いたします。それを実現するために、担当講師と一緒に写真を選んだり、編集したり、また写真について話し合ったりする場を設けます。その他にも、現在活躍するアーティストと交流できるトークショーや講座などを定期に催します。
ワークショップの最終回では受講生によるポートフォリオレビューを行い、投票で最優秀に選ばれた作品は、2025年4月の一週間の会期、トーテムポールフォトギャラリーにて無料で展覧会を開催することができます。

より多くの人に作品を見せるために、真剣に写真に取り組みましょう。

講師紹介

有元伸也 / Shinya Arimoto

1971年 大阪府出身
1994年 ビジュアルアーツ専門学校大阪卒業
1998年 第35回太陽賞受賞
2008年 TOTEM POLE PHOTO GALLERYを設立
2017年 第26回林忠彦賞受賞
2017年 日本写真協会作家賞受賞


宛 超凡 / Wan Chaofan

1991年 中国河北省固安県出身
2016年 第4回KAWABA NEW-NATURE PHOTO AWARD・川場村賞、第5回キヤノンフォトグラファーズセッション・キヤノン賞
2021年 東京藝術大学美術研究科博士課程修了
2021年 第44回写真新世紀・優秀賞
2023年 第24回三木淳賞受賞
STAIRS PRESS共同創設者

01:写真選びと編集
参加者は毎週写真を持ちより、講師と共に写真を選びます。選ぶ過程を他の参加者と共有しながらがら議論してゆきます。

02:テーマの考え方・探し方
各人の興味があるテーマをさらに深く追求し、テーマを完成します。

03:写真史講座
参加者の考察をさらに深めるために、写真史・写真集紹介などをテーマにしたオンライン講座や写真家紹介のレクチャーを随時行います。

04:アーティスト講座
『他山の石以て玉を攻むべし』。写真作品を制作するうえで、ほかのジャンルの芸術を知る必要があります。本ワークショップでは、不定期に他のジャンルのアーティストを招き講座を行います。

05:写真家トーク・フォトレビュー
ゲスト写真家による講座・トーク・フォトレビューを行います。コンセプチュアル写真やストレート写真など、様々な写真の創作方法を紹介します。

06:質問応答
参加者の作品制作時の疑問などをアドバイスしてゆきます。

07:最優秀作品選考
ワークショップ最終回では、作品プレゼンテーションを執り行います。受講者各人が10分間の持ち時間でプレゼンテーションと質問応答を行い、ゲスト審査員と講師による協議の上、今期ワークショップの最優秀作品を選出します。

08:写真個展
最優秀作品に選ばれた受講生は、TOTEM POLE PHOTO GALLERYで個展を開催する権利を得ます。展示期間内には講師を交えてのトークイベントを行います。このトークイベントは TOTEM POLE PHOTO GALLERY の Instagram アカウントでライブ配信します。

6ヶ月間、合計24回(対面ワークショップ)

写真を見るワークショップ:毎週土曜日 19:30~22:00(24回)
オンライン写真講座:不定期開催 20:30~22:00
※時間を延長する場合もあります。

費用:120,000円(全24回のワークショップと、最優秀作品展のギャラリー使用料を含む)
定員:18名(先着順)

2024年6月1日(土)19:30〜22:00

TOTEM POLE PHOTO GALLERY
180-0004 東京都新宿区四谷四丁目22 第二富士川ビル1F
TEL: 03-3341-9342
Mail: info@tppg.jp

    TOTEM POLE PHOTO WORKSHOP Report vol.10

    通常は19時30分からギャラリー内で開催しているワークショップですが、先週の土曜日は特別講座として東京ビジュアルアーツ専門学校の協力の下、午前10時から暗室体験講座を開催しました。今期のワークショップ受講生はほとんどの人がデジタルカメラで撮影を行っています。作品をプロジェクターで上映して講評するにはそれが便利なのですが、本格的に写真作品を制作してゆくのなら、一度ならずとも経験しておいて欲しい暗室作業。

    TOTEM POLE PHOTO WORKSHOP Report vol.9

    今週のワークショップでは、TPPGメンバーのJohn Sypalの写真展「Nebraska Life」が開催中だったので、展覧会場にてJohnによる作品解説から開始しました。先週のワークショップで受講生の一寧さんが香港とマカオで撮影したストリートスナップを見せてくれたので、折よくJohnによるストリートスナップの方法論などを解説してもらう。

    TOTEM POLE PHOTO WORKSHOP Report vol.8

    このワークショップも6ヶ月のスケジュールの半分を過ぎて、いよいよ受講生の作品も具体的になってきた。前回のワークショップでは張宸靖さんが巨大なプリントを持参してくれた。これはワークショップ当初、彼の自己紹介の時に見せてくれたカメラ・オブスキュラによる作品を、講師や他の参加者とのディスカッションでアイディアをブラッシュアップして制作したものでした。

    TOTEM POLE PHOTO WORKSHOP Report vol.7

    当ホームページの「News」にもアップしているので、既にご存知の方も多いと思いますが、ギャラリーメンバーでワークショップ講師を務める宛超凡が、去年ニコンサロンにて開催した写真展「河はすべて知っているー荒川」で第24回(2022年度)三木淳賞を受賞しました。ワークショップ終了後にその報告と簡単な内祝いを開催。講師の作品による受賞は受講生達も喜んでくれたし、作品制作する上でも大いに刺激になったことと思います。

    TOTEM POLE PHOTO WORKSHOP Report vol.6

    TPPGメンバーの淵上裕太写真展「路上 Ⅻ」が開催中だったので、ワークショップ開始前に今回の展示の内容や、上野公園をテーマに制作を続ける理由などを話していただきました。今回の展示では撮り下ろしの新作の他にも、過去の展示で使用した作品の一部をクローズアップした写真も展示してありました。

    TOTEM POLE PHOTO WORKSHOP Report vol.5

    先週土曜日は大晦日につき休講。今年最初のワークショップは通常どおりにギャラリー内での作品発表。昨年最後のワークショップ内でポートレート撮影の課題を提示していたのですが、その課題を発表してくれた受講生たちは、それぞれ今までとは違う作品になっていて、作品制作について新しい扉が開いたのではないでしょうか。以前のオンライン講座でも伝えたのですが、「人の写真を撮る」ことが重要なのではなく、「自分の作品から『人』を除外して考えないこと」が大切なのだと思います。

    TOTEM POLE PHOTO WORKSHOP Report vol.4

    当ワークショップの受講者には社会人、現役の写真学生、写真を初めて間もない人など、様々なキャリアの参加者がいます。当然、写真作品やカメラについての知識も人それぞれです。今回のオンライン講座では少し息を抜いて、気軽に話し合いができる場として、「カメラと写真作品の相関関係」と題した講座を開催しました。

    TOTEM POLE PHOTO WORKSHOP Report vol.2

    当ワークショップでは受講生の作品の向上に務めることを主なる目的として開催しています。当日までに受講生が新たに撮影した作品をプロジェクターで上映し、講師による検討や受講生同士のディスカッションを通じて、次回の撮影の為の新たなアイディアが生まれたり、また反省点なども見つけてゆきます。その他にも時間の許す限り、受講生がお気に入りの写真集を紹介したり、見に行った写真展についての情報を交換したりと、自発的な写真活動の場を設けいています。