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大須賀 馨 / Kaoru Ohsuga

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2023.2.28 (tue) – 3.12 (sun)

Open 12:00 – 19:00 Closed Mondays


小さなころから他人からの見られ方を気にしていた
こうなりたい、こう見られたい
気づいた時には、自分にたくさんのラベルが貼られていた
誰しもが無意識のうちにラベルを貼り、都合のいい解釈でこの世界を眺めてる
世界は平たく薄っぺらいものへと変化した
目を通して呼吸をするように、私たちは体内に情報を吸収している
吸収された情報は細胞分裂するように姿を変え、事実と異なったものとして排出されていく
なにが本当かわからない世界。
自分の目を信じなくてはいけないのに、視界は膜を張ったようにぼやけている
膜に映る現実を剥がせば、視界は開いてありのままを見ることができるのだろうか
日常の中で見ている「対象」について、写真の脆弱性を軸にその輪郭を探っていく

大須賀 馨