TOTEM POLE PHOTO WORKSHOP Report vol.10

通常は19時30分からギャラリー内で開催しているワークショップですが、先週の土曜日は特別講座として東京ビジュアルアーツ専門学校の協力の下、午前10時から暗室体験講座を開催しました。今期のワークショップ受講生はほとんどの人がデジタルカメラで撮影を行っています。作品をプロジェクターで上映して講評するにはそれが便利なのですが、本格的に写真作品を制作してゆくのなら、一度ならずとも経験しておいて欲しい暗室作業。

ご存知のかたも多いと思いますが、「Photograph」の語源は「光」を意味するギリシャ語「phos」と、「描く」を意味する「graphos」の合成語です。その「光で描く絵」を端的かつ具体的に体験するには、暗室作業が最も相応しいと考えています。

今回の講座内ではモノクロフィルム現像からコンタクトシート作成、段階露光をしてからのストレートプリント、簡単な焼き込み(Burning)のテクニックまでを学びました。参加者は時間ギリギリまで楽しみながら作業をしていて、「光で描く絵」を体現してくれたことと思います。