TOTEM POLE PHOTO WORKSHOP Report vol.22

第四期のWORKSHOP受講者は総勢7名と今までと比べて約半分と少なめでした。少し寂しくも感じますが、その分一人ひとりの作品について毎回時間を掛けて講義が出来たので、受講生にとっては濃密なWORKSHOPとなったと思います。そして最終回のプレゼンテーションも時間無制限でじっくりと質疑応答を行いました。
また、今期のワークショップからは実験的にオンラインでの受講者も募り、3名の方が中国から参加してくれました。もちろん直接対面して作品について話し合う方が意思疎通は取れるのでしょうが、リアルタイムで遠方の受講生の作品を見て、それについて話し合いができるのも現代ならではの体験です。当ワークショップでは今後も新しい試みを続けてゆきたいと思っています。

今回のゲスト審査員は、今期のワークショップでも特別講義を行って頂いた本山周平氏に依頼しました。本山氏は写真家としての活動のほか、「GRAF Publishers」というリトルプレスの活動を通じて、自らの写真集の他にも数多くの写真集の編集・出版を行っています。また、写真学校での講師の仕事では後進の指導を続けられています。それらの経験から得た知見を交えて受講生の作品を講評していただきました。

ご来場頂いたみなさま、まことにありがとうございます。観客がいることにより受講生も緊張感を持ち、プレゼンテーションにも力が入ります。

ゲスト審査員の本山周平氏と、当WS講師による協議の結果…

グランプリはオンラインで中国から受講してくれていた劉建兵さんの作品「忘れられた土地」に決定しました!
劉さんの個展は12月にTPPGにて開催されます。グランプリ受賞作品の一部はこちらからご覧になれます。

オンライン参加者のプロジェクター画像と一緒に記念写真。

 第五期ワークショップは2025年10月11日開始予定。受講生は近日中に募集を開始します。