全24回のワークショップは後一回を残していますが、ゲスト審査員を依頼した菅沼比呂志氏(インディペンデント・キュレーター、武蔵野美術大学教授)の都合により、23回目である12月7日に公開プレゼンテーションを開催しました。この日程については受講生には9月の段階で伝えてあるので、各自準備には抜かり無いでしょう。
ちなみに講師の有元が菅沼比呂志氏と出会ったのは今から30年も前のこと。当時、有元は写真学校を卒業し、東京での初個展を開催したばかりの超新人。菅沼氏は当時そのギャラリーのディレクターでした。それからお互いに年齢を重ね、それぞれ立場も変わりましたが、今も写真を通じた繋がりを持ち、こうやって写真の現場で再会できるのは嬉しいことです。各受講生についても、将来写真の現場で再会できることを願っています。
全員のプレゼンテーション終了の後、菅沼比呂志と有元と宛の二人の講師による厳正な審査の後、グランプリ作品の発表。
その結果、当ワークショップを初回から受講していただいている耿一寧さんの作品「My steel city」が見事グランプリに選出されました。まさに『三度目の正直』を体現されましたね。一寧さんには、来年5月にTPPGでの個展の権利が与えられます。引き続き作品制作頑張ってください。
続いて各講師賞の発表。宛賞には山田理喜さんの「piedmont」、有元賞には岩淵弓卓さんの「稲毛海岸」が選ばれました。受賞者には講師から写真集が贈られます。
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