東ヨーロッパのジョージアで伝統的に行われているLeloという、ボールひとつを村中の男たちが追いか
けるゲームを撮影した。今でいう、ラグビーフットボールのようなゲームだ。
この日は、Easter Sunday。キリストの復活を祝う日に、このLeloは行われる。
歴史は古いらしいが、たいした文献もなく、地元の神父に話を聞いても、中世より古い時代から行われ
ていただろうとの事だった。
4年前に発表した「Shrove Tuesday」で撮影したゲームShrovetide FootballとLeloは似ている。
両方ともルールはほとんどなく、チーム分けも村を流れる川を境に二分している。Shrovetide
Footballの歴史は350年程だが、それ以前には髑髏(しゃれこうべ)をボールがわりに、おどろおどろ
しい姿で、”フットボール”を行っていた記録が、イギリスには残っている。中世の頃行われていたとい
う、このジョージアのLeloも、おそらくは同じ様に行われていたのではないだろうか。
イギリスとジョージアにどの様な繋がりがあって、この様な似ているゲームが行われているのか不明だ
が、この離れた土地で、ボールひとつを真剣に奪い合うゲームが存在し、何百年と続いているという事
を非常に興味深く思う。
そして、写っている彼らの姿をみると、やはり人間って変わらないんだなと思うのである。
ちなみに、ジョージアでは復活祭の日の朝”Christ!, Opens and Stands Up!”と挨拶を交わしていたそ
うで、その言葉からタイトルをもらった。


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