Tokyo Turtle Dove 2

有元伸也 / Shinya Arimoto

キジバト / Tokyo Turtle Dove 2

2025.3.4 (tue) – 3.16 (sun)

Open 12:00 – 19:00 Closed Mondays


東京の都市部から西に向けて走る。23区を抜け多摩地域に入ると、風景だけでなくそこにある生態にも変化がある。都市部ではよくみる鳥である鳩も、多摩地域ではやや小ぶりの体躯になり、羽毛の色が茶褐色を帯びている。主に都市に生息しているドバトは群れで行動するが、その反面キジバトは単独もしくはツガイで行動し、餌を求めて人に寄りつくこともなく、唯そこに生きている。
– 有元伸也
Heading westward out of urban Tokyo into the Tama region, there are changes in not just scenery but ecology, too. The turtle doves found out here have feathers of a brownish tint and are slightly smaller than the pigeons in Tokyo. While city pigeons tend to flock together, these turtle doves tend to live alone or in pairs. Never approaching people in search of food, they simply live their lives.
Shinya Arimoto

【新刊発売のお知らせ】

今回の展示作品「キジバト」と、前作「Tokyo Dead End」を収録したZINE「ariphoto selection vol.11」と、「ariphoto selection vol.12」を会期中、会場内にて先行発売いたします。

  • 発行:TOTEM POLE PHOTO GALLERY
  • 判型:365×297mm、20頁、中綴じ製本
  • 価格:1,500円
  • 部数:500部限定

会期中のイベント情報

本山周平 × 有元伸也対談「都市から周縁へ、そしてその先」

かつて《都市》は多くの若い写真家にとって修練の場であったように思える。しかし昨今、私が講師を務めている写真学校などでも《周縁》を撮る若者が多くなったと感じている。そして今回の自身の展示でも東京の周縁部である多摩地域を撮影しているのだが、その傾向は加齢に伴う興味の変遷なのか? またはグローバル化する世界に対抗する、地方の特殊性への礼賛なのか?
都市から地方へと、そのテーマを変遷させてきた本山周平氏と共に、作家の来し方行く末について対談いたします。

  • 場所:TOTEM POLE PHOTO GALLERY
  • 日時:2025年3月8日(土)19:30-21:00
  • 定員:15名
  • 費用:1000円

定員に達したため受付を終了させていただきました。

本山周平氏プロフィール

1975年 熊本県八代市生まれ
2000年 専門学校東京ビジュアルアーツ写真学科研究科卒業
2001年-2006年 photographers’ galleryにて活動
2007年-2009年 ギャラリー街道にて連続展
2009年より専門学校東京ビジュアルアーツ写真学科非常勤講師
2012年- GRAF Publishers設立、代表、活動

写真家による自主運営ギャラリーでの連続展や自身で写真集、展覧会などを企画、制作していくスタイルで活動。主なグループ展に2012年の「写真の現在4-そのときの光、そのさきの風-」(東京国立近代美術館・東京・竹橋)はじめ、日本全国のギャラリーにて精力的に個展、グループ展を開催。2012年より自身が代表を務める出版レーベルGRAF Publishersを設立し、活動している。現在、同レーベルによる写真集の企画、編集なども手がける。

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