新井 悠史 / Yushi Arai
OVERALIVE 1
2026.6.9 (tue) – 6.14 (sun)
Open 12:00 – 19:00



私は人間だが、それ以上に自我である。
自我が死ぬことは幾度となくあり、その度に生まれ変わる。死生の強烈なコントラストが自我を描く。
人間としての死もやがて訪れる。自分自身の未遂経験や、他人の自死に居合わせたこと。私の脳裏に焼き付くのは、自我が人間としての死も望んだ悲劇が多い。しかし、生きてさえいればいい。つらい傷痕も、美しい個性となり自我を彩る。絶望の中でこそ見える希望もある。
死と再生を繰り返すコントラストと傷跡の彩度によって、自我は美しく輝く。これは、私がこの作品で構築したい死生的世界観の根底にある美意識である。
過剰な電気信号で音が歪むことをOVERDRIVEと呼ぶ。私は、自我の死を乗り越え、時に過剰なエネルギーで生きたい。その覚悟を、OVERALIVEという作品名に込めた。
新井 悠史 / Yushi Arai